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2022年8月6日土曜日

青森ねぶた祭り・2022 ホテル青森


ねぶた観覧特等席は100万円!1日1団体限定、青森県産食材、特別解説…プレミアムな夜堪能
8/6(土) 10:20 東奥日報
 全国の祭りのプロモーションなどを行う会社「オマツリジャパン」(東京)と青森県が1日1団体限定100万円で提供する、青森ねぶた祭の特別観覧席が5日、お目見えした。県外から訪れた最初の利用客8人は、目の前で動き回るねぶたに歓声を上げ、高級感あふれる特別な一夜を満喫した。
 ホテル青森の敷地内に設けられた観覧席は約2.5メートルの高さにあり、ねぶたの運行が見渡せる。青森市の竹浪比呂央ねぶた研究所が制作した照明器具もあしらわれ、青森県の食材を使った料理や地酒が利用客に振る舞われた。
 さらに、同研究所のねぶた師・手塚茂樹さんの解説付き。利用客からは「ねぶたは祭りが終わったらどうなるのか」「ねぶた師は制作をどこまで担うのか」など次々と質問。ねぶたがやってくると、「すごい」と口々に話し、写真に収めていた。
 席を購入したのは、東京で複数の会社を経営する、新郷村出身の宮澤伸幸さん(44)。祭りを最大限楽しめる席-として友人たちを招待した宮澤さんは「初めて来た。実際に見ないと、この迫力は分からない」と興奮気味に話した。
 同社と県は、特別観覧席で祭りの付加価値を高めて収益化し、地域に還元しようと今回の企画を実施した。売り上げは県内のねぶた関係団体に還元する予定。加藤優子社長は「普段ねぶたを見ない人が来るきっかけになれば」と語った。
(引用終わり)

 ホテル青森には2年前に2泊している。ここは、「国際興行」が運営しているホテルである。国際興行といえば私などは「小佐野賢治」しか思い浮かばないけれども、東京都内を走るバスには今でも国際興行が関わっている。
 「カラス族」対策から「一斉スタート」という祭りの方法が導入されたのはもう随分以前のことだけれども、今年は「一点スタート」に戻り、しかも例年とは逆回りの行進だったという。上の写真は今年の祭りの公式ガイドブックのものだけれども、私は三井住友海上付近の有料観覧席にいた。新町柳町通りの交差点を出発したネブタは、三井住友に来るまでに、ガイドブックによると45分かかることになっている。ここに来るまでに跳人は疲れてしまって力無く歩いていた。そこからこのホテル青森の「100万円桟敷席」までは数分かかる。
 ところが、100万払っている桟敷席のお金持ちのために、それまで力を抜いていた跳人は「豹変して」元気に跳ね回っていた、のだろうか? 東奥日報の写真を見るとそんな風にも感じられる。今後とも高額桟敷席は増えてくるのだろう。それが祭りの経費を補填するためなら仕方がない。しかし、安い観覧席の前ではダラダラ歩き、高額桟敷席の金持ちの前では力の限り跳ね回る、という流れが定着したりするならば、なんだか悲しい祭りに落ちぶれてしまいそうな気がする。
 いずれにしても、今年のねぶたは、掛け声もなく、跳人も少なく、活気もなく、コロナのせいで魅力に乏しいものになっていたことは間違いないと思う。こんなものではないはずだと思う。しかも、私の場合は、淫行マンの引き物を目にしてウンザリさせられた。