先日、「おつかれ様温泉 自分に御褒美 洞爺サンパレス」に行ってきた。自分に御褒美をやりたいほど、5月はいろいろと疲れることがあったのである。
3月に、この温泉に初めて行ったときのことは、ここに書いた。
書いたけど、「作成途中」で終わっていた。
実は、夕食朝食のバイキングも、そして何よりも「インフィニティ温泉」も、とても気に入ってしまい、あれから3ヶ月も経たないというのに、また一人で行ってきたのである。
但し、3月の前回は7623円だったけれども、5月末の今回は8360円だった。
もっとも、たとえ6月でも、日を選べば8000円以下で、一人でこのホテルに、2食付きで泊まることが可能である。
実は、これまでも、
「おつかれ様温泉 自分に御褒美 ひとり旅」ということはやってきた。その多くの場合、
虎杖浜温泉ホテルいずみ
に泊まっていたのだけれども、ここ3、4回泊まってみて、以前よりかなり食事の質が落ちたことに失望してしまった。もちろん、それは個人の感想であり、ホテル側は食事の質は数年前と変わらない、と考えているのかもしれない。
しかし、私の推測では、きっと料理長が替わってしまったのだろう。小さなホテルや旅館では、料理長が替わると、出される料理が全く変わってしまうことがある。虎杖浜温泉は温泉は源泉掛け流しで素晴らしいのだけれども、あの料理になってしまったのなら、もう選択肢には入らない。
代わって、今の一番のお気に入りは、この「洞爺サンパレス リゾート&スパ」である。源泉掛け流しというわけではないけれども、インフィニティ温泉は魅力的である。大きな湯船の底に敷き詰められた箱根石。洞爺湖を眺めるように作られた風呂の中の長いベンチは、大理石でできていると思うけれども、滑ることもなく座っていて心地良い。
洞爺湖の温泉に泊まったのは、高校一年の宿泊研修で、である。15歳だったと思う。今、62歳だから、あれから50年近くが経っている。
50年、いろいろなことがあった、と思いながら、サンパレスのインフィニティ温泉に浸かっている。
目の前の景色は50年前と、寸分も違っていないように思える。
しかし、それを見ている私は、もうあと幾ばくもなく、人生を終えるかもしれない老年の爺となっている。So it goes.