12月25日は苫前温泉に宿泊し、26・27日は稚内市に、そして28日は天塩温泉に泊まってきた。以前から、この国道232号線沿いにある小さな温泉ホテルに泊まってみたいと思っていたのである。25日の土曜日は、苫前温泉に午後6時にチェックインの予約を入れておいた。
苫前温泉ふわっと
自宅から170キロしかないし、130キロ先の留萌までは高速で行くことにした。一般道を走るのはたった40キロしかない。午後2時半に出たので楽勝で時間に間に合うはずだった。
札幌から留萌までは、ときどき雪は降っていたけれども見通しもよく、何も問題はなかった。
ところが、日本海沿いの国道232号線は、本当の意味で「地獄」だった。
免許を21歳で取り、これまで42年間、北海道の中で運転してきた。つまり、北海道の冬道を42年走ってきたけれども、吹雪で完全にホワイトアウトに巻き込まれたのは一度しかない。恐らく20年くらい前に、当別町で。この時も夜、全く何も見えない状態で、夏は水田となっている雪原の中を走った。国道275号ではなく、抜け道の道道を走っているうちに天気が急変して猛吹雪の中に取り残された。何も見えない中走っていると、車は対向車線の雪の壁にぶつかって止まった。幸いなことに交通量が少なくて、対向車線からトラックが来ることもなかったので、死なずに済んだ。20年くらい前の話。それ以来、どんなに近道であろうとも、冬の夜は抜け道を通らないようにした。
その20年前よりも、はるかに、はるかに怖かったのが、今回の夜の232号だった。
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雪煙で視界不良 事故で女性大けが “無理な追い越し避けて”
12月27日 20時24分 NHKニュース
27日朝、小平町の国道で車2台を追い越そうと対向車線に出たトレーラーが前から来た乗用車と正面衝突し、乗用車を運転していた女性が大けがをしました。
当時、雪煙の影響で視界が悪かったということで、警察は無理な追い越しは避け安全運転を徹底するよう呼びかけています。
27日午前5時40分ごろ、小平町鬼鹿千松の国道232号線でトレーラーが除雪車とタンクローリーを追い越そうと対向車線に出たところ、前から来た乗用車と正面衝突しました。
この事故で乗用車を運転していた町内に住む40代の女性が腰の骨を折る大けがをしました。
警察によりますと現場は海岸線沿いを走る片側1車線の交通量が多い国道で、ふだんから風が強く、事故当時も雪煙の影響で視界が悪かったということです。
警察は事故の詳しい状況を調べるとともに、無理な追い越しは避け安全運転を徹底するよう呼びかけています。
軽乗用車と乗用車が正面衝突 男性重体 北海道
2021/12/29(水) 12:31HBCニュース
28日、北海道小平町の国道で、車どうしが正面衝突し、63歳の男性が意識不明の重体です。28日午後4時半ごろ、小平町鬼鹿元浜の国道232号線で、軽乗用車と乗用車が正面衝突しました。
この事故で、軽乗用車を運転していた小平町のパート従業員常葉隆志さん63歳が、意識不明の重体で病院に運ばれました。警察によりますと、当時、現場の天候は吹雪で、視界は20メートルほどだったということです。警察は、どちらか一方の車が対向車線にはみ出したとみて、事故の詳しい原因を調べています。