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2022年7月15日金曜日

道南紀行 忍路のパン屋

 今週は函館の友人に会いに旅行をしてきた。
 10日の日曜日に出発。余市町のエーヴランドホテルに宿泊。
 11日は函館のひろめ荘に宿泊。ここは函館といっても合併する前は茅部町。
 12日は函館のセンチュリーマリーナに宿泊。

 12日、函館から札幌への道は、黒松内町から寿都に抜け、岩内町、余市町、小樽経由のものを選んだ。理由は、小樽の忍路のこのパン屋に寄りたかったからである。


 美味しいフランスパンを売っているということだけれども、営業しているのが火水木金という平日の4日間だけなので、なかなか行く機会がなかったのである。当初は、函館からの帰りは中山峠経由で、と思っていたのだけれども、余市町のニッカ工場売店でもウィスキーを買いたかったし、この忍路のパン屋にも寄ってみたかったので帰路を変更したのだった。
 エグヴィヴという名のこのパン屋は、呼びにくいので地名を冠して「忍路(おしょろ)のパン屋」と呼ぶことにする。
 この忍路のパン屋については、賞賛絶賛の文章以外に、クチコミには以下のようなものがグーグルマップのサイトに掲載されている。

⚫︎ 店員さん、お金を触った手でそのままパンを扱うのはいかがかと…。
前の方のお会計後、消毒もなく素手でパンを袋に詰められてギョッとしてしまいました。
コロナ禍なこともあり少し過敏かもしれませんが、そうじゃなくてもパン屋さんでお客に提供するパンを素手で扱いますか? トングが普通なのでは?

パンを選んでる時はワクワクしていたのにそれを見た瞬間一気に冷めてしまい食欲も無くなりました。なので味に関しては正確に評価できません。評判のクロワッサンを購入しましたが、私には風味のあっさりしたクロワッサンに感じました。普通のパン屋と大差ない。

とても評判が良いお店なのでお客さんは絶えないですが、行かれる方はちょっと注意したほうがいいと思います。私はリピ無しです。
(いつもならテンション上がって外観とか購入したパンとか写真撮りまくるんですが、ほとんど写真撮らなかったくらいテンション下がりました)


⚫︎何回も通りがかりに寄るパン屋さんですが。こだわりのパンでお店もオシャレでハード系も種類が多くて美味しいのですが、残念ながら毎度毎度店員さんの態度が悪く買うたびにテンションが下がりお出かけ中のいい気分が悪くなります。

いらっしゃいませもなく、無愛想。ありがとうございましたもありません。
そしてほかの方も書かれていますがコロナ前からも、素手でパンを触り袋詰めします。会計でお金、レジを触っている手でです。衛生的に早急にトングを使うべきです。

人として、接客業としての振る舞い方も大切だと思います。この部分で逃してるお客様も多いのではと思いますが、もう口コミで人気店になっているので何もしなくても入れ食い状態で
お客様が来るので改善する気もないのでしょう。
(グーグルマップからの引用終わり)

 私が行ったときも、40歳か50歳か判らないけれども、小太りの女性がブスッとした顔で出てきた。もちろん、いらっしゃいませ、もない。ただブスッとした表情でレジの前に立つ。私がパンを選ぶとそれを紙で包む。カンパーニュの半分のものはないですかと尋ねると、それが半分だと、テーブルの上のパンを顎で差す。他に選んだパンを、もちろん手づかみで取り、薄い紙に包むがその紙で全体が覆われるわけではない。それらのパンを紐付きの紙袋に入れると、小銭を触った手で掴んだレシートを無造作にその紙袋に投げ入れる。まぁ、小銭を触っている手でパンを触っているのだから、小銭で汚れた手で触ったレシートをパンに投げ入れても今更不潔さがそれ以上増加することもないのだろう。とにもかくにも、パンを不潔に扱ってもかまわないという姿勢には呆れた。もちろん、買い終わってもありがとうの言葉はなく、ブスッとしたままで、私が店から出て行くのを待っていた。
 私はこの「ブスッと女性」を批判するつもりは全くない。
 批判されるべきなのは、こんな不潔な対応をしている無愛想な、というより嫌な思いを客にさせる女性を使い続けている「パン職人」の方である、恐らくはオーナーの。
 この忍路のパン職人、フランスに渡ってパン作りを習ってきたというけれども、パン職人の精神はヒトカケラも習っては来なかったのだろう。美味しいパンを、こんな不潔に、しかも客を不愉快にするように売っていて、なんとも思わないほど愚かで傲慢なのが、この忍路のパン職人なのだろう。

 開店日には毎日長い行列ができるほど人気のある忍路のパン屋。特にクロワッサンが有名だということである。私が行ったときにはチョコレートクロワッサンしか残っていなかったけれども、帰宅して食べたときには、
「愚劣で傲慢な忍路のパン職人が焼いたパン」だと思うと、どんな味がしていたのかは感じ取ることができなかった。
 忍路の愚かなパン職人の店はこれからも流行ることだろう。こうした接客やパンの扱いをしているヒドイ店を高く評価する客がいるのだから仕方がない。彼らはパンが美味しいと思えれば、パン職人がどれほどヒドイ接客や不潔なパンの扱いをしていても気にしない連中なのだろうから、今後もあの石階段に並び続けるのだろう。
 私はもう二度と行かないだけのことである。